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本当の幸せ

  1. 2008/05/01(木) 02:35:25|
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こんな楽しそうな「子供」の顔は久しぶりです。たまの休みに家族サービスだといっては、遠くの観光地とかリゾート地に連れていったりしても、美味しいご馳走をレストランに食べに行ったとしても、こんな顔はしてくれません。それは、結局、すべて大人の基準で押しつけているのだからでしょうね。

 この日は、近くの公園で久しぶりにゆっくりしました。お金もかからず楽でした。でも、そんな楽なのんびりした気持ちが子供には通じたのかもしれません。結局「家族サービス」なんていう言葉を使っているうちは駄目なんでしょうね。仕事や義務になっちゃうもんね。

 子供と遊べる時はアッという間に終わっちゃうのだから、今のうちにいっぱい楽しみたいです。・・・などと口実を並べて、これから家族サービスの手抜きを加速させていくのでした。

やまんばと牛方

  1. 2008/05/01(木) 02:27:56|
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むかしむかしあるところに牛方(うしかた)がいました。ある日、山を越えてこ、遠い村へ魚を運んで行きました。牛の背中(せなか)にひだらを何本も積んで、牛方は歌いながら山を歩いて行きました。
 雪がチラチラ降っていました。牛方が道を進んでいると、「おーい、おーい」と呼んでいる声が聞こえました。
 牛方は「だれかな。」と思って、声のするほうを見て驚(おどろ)きました。
 恐(おそ)ろしい山姥(やまんば)がやって来たのです。山姥は口が耳まで裂(さ)け、長くて銀色(ぎんいろ)の髪(かみ)の毛(け)は針金(はりがね)のようで、ギラギラした目で牛方を見ています。
 牛方は怖(こわ)くなって、山姥にひだらを一本投げてやりました。【uvCn0?N++ 和 风 日 语 www.jpwind.com 更多资源 更好服务 ++Dj{xG】
 山姥はひだらを飲込んで、「もう一本。」と言いました。
 牛方は「このひだらは村へもって行くから、やらないぞ。」と答えましたが、山姥の大きくて真っ赤(まっか)な口を見るとひだらをもう一本投げてやってしまいました。
 それを飲込むと山姥はまた「もう一本。」と言いました。
 牛方はまた「このひだらは村へもって行くから、やらないぞ。」と答えましたが、山姥は恐ろしい声で「くれないとおまえを食ってしまうよ。」と叫(さけ)びました。
 あまりの怖さに、牛方はひだらをもう一本投げてやってしまいました。
 すると、山姥は「全部よこせ。」と言い、しかたなく牛方がひだらを全部投げてやりました。
 ひだらを全部飲込むと山姥は「牛をよこせ。」と言いながら牛を摘み上げて、飲込んでしまいました。
 ひだらと牛を平(たい)らげた山姥は牛方に「お腹(なか)がぺこぺこだ。今度はおまえを食ってやる。」と言いました。
 牛方は山姥に食われたくないので、こう言いました。「遠いところから牛を連れてきたので、体は泥塗(どろまみ)れ。そのまま食われるのはいやだ。そこの湖(みずうみ)で体を洗ってくるから、待ってくれ。」
 牛方は谷(たに)の方へ歩き始めて、逃出(にげだ)しました。
 山姥はしばらく待っていましたが騙(だま)されたとわかって牛方を追(お)いかけました。
 牛方は藪(やぶ)の中に身(み)を隠(かく)して、息(いき)をころしていましたが、山姥に見つかってしまいました。
 また逃げ出しましたが、どんなに早く走っても山姥が近づいてきて、恐ろしい声で「おーい、おーい、まて。」と叫びます。
 牛方は走っているうちに、一軒(いっけん)の家を見つけました。
 その家に入って、屋根裏(やねうら)に登(のぼ)ると、牛方は息をころしてそこに身を隠しました。 【,sW7LiC++ 和*风*日*语 www.jpwind.com 更多资源 更好服务 ++z7@|7RU】
 山姥は家に入ってきて、「おら、家に戻(もど)って来てしまった。」と言って、囲炉裏(いろり)のところに坐(すわ)りました。
 屋根裏に隠れていた牛方はそれを聞いてとても怖くなって振(ふる)えあがりました。
 ひだらと牛を食べた山姥は「牛方を食えなくて残念(ざんねん)だな。」と思って「もちを焼くかそのまま寝ようか。」と言いました。
 牛方は小さな声で「もち、もち。」と囁(ささや)きました。
 「火の神様(かみさま)がもち、もちと言ってくれたから、もちを焼こう。」と山姥が言いました。
 囲炉裏にもちをおいて、しばらくして山姥は寝てしまいました。屋根裏にいた牛方はお腹がぺこぺこ、そこにあった棒(ぼう)をとって、静(しず)かにもちを刺して持ち上げました。
 牛方がもちを食べている音を聞いて、山姥は目が覚(さ)めました。
 「カリカリ噛(か)むのはなんだろう。ネズミかな。ネズミは怖い。」と山姥が言って、慌(あわ)てて隠れる場所を捜しました。
 「釜(かま)の中に隠れれば、ネズミは齧(かじ)れないから、だいじょうぶだ。」と山姥が言って、釜の中に入って、蓋(ふた)を締(しめ)ました。屋根裏にいた牛方はコッソリ降りて来て、大きく重い石を拾(ひろ)って、蓋の上に置きました。そして、釜の下に火をつけました。釜の中が熱くなり、山姥はもう我慢(がまん)できずに力を振り絞(しぼ)って、蓋を開けました。
 山姥は「アツツツ、熱い」と叫び声を上げると、耳まで裂けた大きな口からさっき食べたひだらと牛が飛び出しました。体中(じゅう)火傷(やけど)をした山姥は慌てて逃げ出しました。
 そして、牛方は山姥のお腹から出て来た牛の背中にひだらをまた積んで、歌いながら、村への山道を歩いて行きました。

試合小さな女の子

  1. 2008/05/01(木) 02:25:59|
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ひどく寒い日でした。雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 ―― 今年さいごの夜でした。この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりました。頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。家を出るときには靴をはいていました。ええ、確かにはいていたんです。でも、靴は何の役にも立ちませんでした。それはとても大きな靴で、これまで少女のお母さんがはいていたものでした。たいそう大きい靴でした。かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴をなくしてしまいました。二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。片方の靴はどこにも見つかりませんでした。もう片方は浮浪児が見つけ、走ってそれを持っていってしまいました。その浮浪児は、いつか自分に子どもができたらゆりかごにできると思ったのです。それで少女は小さな裸の足で歩いていきました。両足は冷たさのためとても赤く、また青くなっておりました。少女は古いエプロンの中にたくさんのマッチを入れ、手に一たば持っていました。日がな一日、誰も少女から何も買いませんでした。わずか一円だって少女にあげる者はおりませんでした。 寒さと空腹で震えながら、少女は歩き回りました ―― まさに悲惨を絵に描いたようです。かわいそうな子!ひらひらと舞い降りる雪が少女の長くて金色の髪を覆いました。その髪は首のまわりに美しくカールして下がっています。でも、もちろん、少女はそんなことなんか考えていません。どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、鵞鳥を焼いているおいしそうな香りがしました。ご存知のように、今日は大みそかです。そうです、少女はそのことを考えていたのです。二つの家が街の一角をなしていました。そのうち片方が前にせり出しています。少女はそこに座って小さくなりました。引き寄せた少女の小さな足は体にぴったりくっつきましたが、少女はどんどん寒くなってきました。けれど、家に帰るなんて冒険はできません。マッチはまったく売れていないし、たったの一円も持って帰れないからです。このまま帰ったら、きっとお父さんにぶたれてしまいます。それに家だって寒いんです。大きなひび割れだけは、わらとぼろ切れでふさいでいますが、上にあるものは風が音をたてて吹き込む天井だけなのですから。 XKJ ^5zSn
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少女の小さな両手は冷たさのためにもうかじかんでおりました。ああ!たばの中からマッチを取り出して、壁にこすり付けて、指をあたためれば、それがたった一本のマッチでも、少女はほっとできるでしょう。少女は一本取り出しました。 シュッ! 何という輝きでしょう。何とよく燃えることでしょう。温かく、輝く炎で、上に手をかざすとまるで蝋燭のようでした。すばらしい光です。小さな少女には、まるで大きな鉄のストーブの前に実際に座っているようでした。そのストーブにはぴかぴかした真鍮の足があり、てっぺんには真鍮の飾りがついていました。その炎は、まわりに祝福を与えるように燃えました。いっぱいの喜びで満たすように、炎はまわりをあたためます。少女は足ものばして、あたたまろうとします。しかし、―― 小さな炎は消え、ストーブも消えうせました。残ったのは、手の中の燃え尽きたマッチだけでした。少女はもう一本壁にこすりました。マッチは明るく燃え、その明かりが壁にあたったところはヴェールのように透け、部屋の中が見えました。テーブルの上には雪のように白いテーブルクロスが広げられ、その上には豪華な磁器が揃えてあり、焼かれた鵞鳥はおいしそうな湯気を上げ、その中にはリンゴと乾しプラムが詰められていました。さらに驚いたことには、鵞鳥は皿の上からぴょんと飛び降りて、胸にナイフとフォークを刺したまま床の上をよろよろと歩いて、あわれな少女のところまでやってきたのです。ちょうどそのとき――マッチが消え、厚く、冷たく、じめじめした壁だけが残りました。少女はもう一本マッチをともしました。すると、少女は最高に大きなクリスマスツリーの下に座っていました。そのツリーは、金持ち商人の家のガラス戸を通して見たことのあるものよりもずっと大きく、もっとたくさん飾り付けがしてありました。何千もの光が緑の枝の上で燃え、店のショーウインドウの中で見たことがあるような楽しい色合いの絵が少女を見おろしています。少女は両手をそちらへのばして――そのとき、マッチが消えました。クリスマスツリーの光は高く高く上っていき、もう天国の星々のように見えました。そのうちの一つが流れ落ち、長い炎の尾となりました。「いま、誰かが亡くなったんだわ!」と少女は言いました。というのは、おばあさん――少女を愛したことのあるたった一人の人、いまはもう亡きおばあさん――がこんなことを言ったからです。星が一つ、流れ落ちるとき、魂が一つ、神さまのところへと引き上げられるのよ、と。マッチをもう一本、壁でこすりました。すると再び明るくなり、その光輝の中におばあさんが立っていました。とても明るく光を放ち、とても柔和で、愛にあふれた表情をしていました。「おばあちゃん!」と小さな子は大きな声をあげました。「お願い、わたしを連れてって!マッチが燃えつきたら、おばあちゃんも行ってしまう。あったかいストーブみたいに、おいしそうな鵞鳥みたいに、それから、あの大きなクリスマスツリーみたいに、おばあちゃんも消えてしまう!」少女は急いで、一たばのマッチをありったけ壁にこすりつけました。おばあさんに、しっかりそばにいてほしかったからです。マッチのたばはとてもまばゆい光を放ち、昼の光よりも明るいほどです。このときほどおばあさんが美しく、大きく見えたことはありません。おばあさんは、少女をその腕の中に抱きました。二人は、輝く光と喜びに包まれて、高く、とても高く飛び、やがて、もはや寒くもなく、空腹もなく、心配もないところへ――神さまのみもとにいたのです。けれど、あの街角には、夜明けの冷え込むころ、かわいそうな少女が座っていました。薔薇のように頬を赤くし、口もとには微笑みを浮かべ、壁にもたれて―― 古い一年の最後の夜に凍え死んでいたのです。その子は売り物のマッチをたくさん持ち、体を硬直させてそこに座っておりました。マッチのうちの一たばは燃えつきていました。「あったかくしようと思ったんだなあ」と人々は言いました。少女がどんなに美しいものを見たのかを考える人は、誰一人いませんでした。少女が、新しい年の喜びに満ち、おばあさんといっしょにすばらしいところへ入っていったと想像する人は、誰一人いなかったのです。

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